分光透過率計(TM-2) グラフの詳しい見方
レンズは光をすべて透すわけでは有りません! | |
●紫外線 | |
●UV-A
●UV-C
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グラフの詳しい見方
A | UV透過率 | UV A・Bの最大透過率(紫外線を透す量)を表示(%) |
B | 視感透過率 | 可視光線(目で見える光・色)を透す量 |
C | サングラスカテゴリー | サングラス濃度に対しての基準※ |
D | CIE | カラーの状態を数値化 |
E | 分光透過率グラフ | 透過している光の量(光の量をグラフ表示) |
カテゴリーとは
サングラスを装用すると見た目には暗くなるので、瞳孔が開きますが、この際紫外線が透過していると、瞳孔が開いている分サングラスを装用しない時よりも目に悪影響を与える恐れがあります。ISO(ISO/DIS8980-3)ではサングラスを視感透過率により0~4の5段階のカテゴリに分類し、各カテゴリ毎に紫外線UV-A、Bの透過率許容量を規定することを検討中です。
各々のカテゴリと紫外線透過率許容量は下表のとおりです。
Category | 分類 | 視感透過率 |
0 | ファッション用遮光レンズ(明るい) | 80%以上 |
1 | 一般的な遮光レンズ | 43%-79% |
2 | 一般的な遮光レンズ(やや暗い) | 19%-42% |
3 | 特殊用途の遮光レンズ(暗い) | 9%-18% |
4 | 特殊用途の遮光レンズ | 3%-8% |
透過率によって、夜間運転に適さないレンズを表示 また、光を多く透しても信号や標識などを誤認しないよう、 人にとって感度の良い波長500~650nmの範囲のうち特定の色がカットされ、信号が見えにくかったりいろ目が異なって見える場合には昼間であっても運転不適合となる。
一例 上の図グリーン系の場合、夜間運転不適合と判断
□の部分を見ていただければ分かりやすいと思います。
左図のような色相環で、正反対に位置する関係を補色(反対色)といいます。 補色とは、絵の具で例えれば「混ぜるとグレイになる」2色であり、赤と緑、紫と黄色のような組合せを指します。一番コントラストの強い組合せの色、と言い換えることもできます。またある色を凝視すると、その補色が残像として知覚されます。 ※光の場合には混ぜ合わせると無色になります。 |